脳と腸には深い関係がある!?

ストレスが原因となる病気には、腸内環境の乱れによって発生する病気と重なるものが多く、これは脳と腸が互いに影響を及ぼし合う「脳腸相関」が大きく関与していると言われています。
脳腸相関とは、脳がストレスを感じると腸の動きが悪くなり、そして腸内環境が悪化すると今度は脳がストレスをさらに感じやすくなるといった現象のこと。
つまりストレスにさらされ続けたり、腸内環境が悪化したりすると、「脳と腸の負のスパイラル」に陥って病気を発生させてしまうことがあります。

ストレスによる病気を予防するには?

密接に影響し合うストレスと腸内環境。病気を予防するにはストレスを溜め込まないことと、腸内環境を改善することが大切です。わかっていてもなかなか解消できないストレスですが、食生活などを見直すことで腸内環境を良くすることはできます。腸内環境を改善し負のスパイラルを断ち切りましょう。

●偏食や過食を避けてバランスよく食べる

●食物繊維や発酵食品を多く摂取する

●サプリメントを活用し菌が生み出す成分 (代謝物)を増やす

●散歩やストレッチなどの運動をする

腸内細菌が作る短鎖脂肪酸は脳内で働く免疫細胞の機能の調整に関わっていると考えられています。 脳に直接働きかけることは難しいので、まずは腸内環境から整えていきましょう。

※ストレスが原因で身体に症状が現れていると思われる場合、まずは「心療内科」や「精神科」を受診しましょう。