冬ならではの目のトラブル

1.暖房によるドライアイ

寒い冬に欠かせないものといえば、暖房!しかし、暖房は部屋を乾燥させドライアイを誘発します。目を刺激から守る涙が不足して、表面に無数の傷がついてしまうのです。「暖房を利用するときは必ず一緒に加湿器も使い、目のダメージを軽減するようにしましょう!」

2.ヒートショックによる眼底出血

ヒートショックは、実は目にも悪影響を及ぼします。血圧が上がることで血管に出来たプラークが遊離して血管の中を流れていき、細くなっている目の奥の血管が詰まり、眼底出血を引き起こすのです。眼底出血が起こると、老廃物が血管から漏れ出たり網膜が浮腫を起こしたりするため、視力が下がるなどの後遺症も残ります。

3.イベントメイクで目を傷つける

冬は楽しいイベントがたくさんあります。女性の中には、イベントメイクでまつ毛エクステをつける方も多いでしょう。まつ毛エクステは、装着から時間が経ったり、何かに接触したりして人工まつ毛の向きが乱れることで、目を傷つける可能性があります。これに睡眠不足が重なるとまぶたがむくみ、その重みでまつ毛が圧迫されて、目に入るリスクが上昇します。

4.ウィンタースポーツによる目の炎症

冬は室内だけでなく、屋外にも目のリスクが存在します。ウィンタースポーツなどでは積雪の照り返しで強い紫外線にさらされ、角膜の表面が炎症を起こします。これを雪眼炎(雪目)と言います。スキーやスノーボード、雪山登山などで、激しい目の痛みを灼熱感、眩しくて目が開けられないといった症状が出たら要注意。サングラスの適切な使用が予防につながります。