加齢にともない老化するのは当たり前ですが、同じ年齢でも若々しい肌の方と、そうでない方がいます。
たとえ年齢を重ねても若々しくありたいもの。違いはどこにあるのでしょうか。
若々しい肌を保つ秘訣を探っていきましょう。
老化肌の原因と対策
肌のキメが粗くなりシワやシミが出てきたり、肌のハリがなくなりたるんできたりなど、老化肌の症状は様々です。その原因もいろいろですが、大きく分けて、
①紫外線 ②乾燥 ③酸化（活性酸素） ④糖化 の4つがあります。
①柴外線
原因
●メラノサイトが活性化して過剰にメラニンを生成し、シミやそばかすの原因に。
●コラーゲンやエラスチンが破壊されて弾力が失われ、シワやたるみの原因に。
対策
紫外線は夏だけでなく、冬や雨の日にも出ているため、年間を通して対策しよう。
①日差しの強い時間帯の外出は控える。
②長袖の服や帽子、サングラス、日傘を活用する。
③日焼け止めを使用する。
②乾燥
原因
●皮脂やコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、セラミドなどが減少して水分量が減り乾燥し、たるみやかゆみの原因に。
※エストロゲンという女性ホルモンの減少によっても保湿成分は減少する。
対策
肌の保湿を保ち、ハリア機能を高めよう。
バリア機能は業外線、ほこりなどからの保護にも一役。
①洗顔で顔に対着した汚れやメイクをきちんと落としてからスキンケアする。
②首は年齢が出やすいので、スキンケアを忘れずに。
③コラーゲンを摂る。
③酸化（活性酸素）
原因
●紫外線やストレス、汚れた空気などによって活性酸素が発生すると、細胞が酸化してコラーゲンやエラスチンが破壊され、シワ、たるみの原因に。
●活性酸素はメラニンの生成も促進し、シミの原因にも。
※本来、ヒトには抗酸化力（配化から身体を守る力）が備わっているが、加齢とともに衰える。
対策
日々の暮らしの中で、活性酸素の生成を防ぐとともに、生活習慣・食生活を見直し、お肌に優しい環境を作ろう。
①タバコを控える。
②ストレスを溜めないようにする。
③抗酸化作用のある食べ物を摂る（ビタミンA・C・E、ポリフェノールなど）。
④糖化
原因
●食事から摂った余分な糖が体内のたんばく質と結びつき、細胞を劣化させる物質を生成。この物質によってたんぱく質の一種であるコラーゲンやエラスチンが劣化し、シワやくすみの原因に。
対策
糖化を防ぐとともに、腸内を良好な状態にする食事を心がけよう。
①甘いお菓子やパン、ジュースなどを控える。
②たっぷりの野菜やきのこ、海藻を摂る。
③揚げ物や炒め物より、煮物や蒸し物にする。
④食後に適度な運動をする。
老化肌の8割は紫外線が原因だと言われています。
さらに食生活や生活習慣も影響しますが、それぞれ対策が可能です。
また、若々しい肌作りには、睡眠が不可欠です。質の良い睡眠をとるように心がけましょう。
