
近年、夏は記録的な暑さに見舞われています。気象庁の発表によると、今年も猛暑傾向とのこと。熱中症リスクが高まりそうですね。熱中症は命を落とす危険性もあります。そこで、熱中症について改めて確認しましょう。
●昨年(2024年)の5月から9月に熱中症で救急搬送された方は約9万7 千人、調査開始以来最多でした。
●同じく昨年、6月から8月の平均気温は統計を取り始めてから最も高かったとのこと。観測史上最高気温を記録した所も多く、猛暑日の日数も増えています。
気象庁/学節予報解説資料
2025年の天気傾向きは寒冬で夏は果か メリハリのある天候になりそう (気象予報士安費理沙 2024年12月26日)・日本気象協会 tenki.jp
症状は? 対処法は?
熱中症とは高温多湿な環境下で、発汗による体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく室内で何もしていない時でも発症します。熱中症の症状についてきちんと知り、適切に対処しましょう。
【軽症】
目まい・ 立ちくらみ
汗が止まらない
こむら返り
手足のしびれ
【中程度】
頭痛
集中力や判断力の低下
吐き気
体がだるい (倦怠感)
【重症】
意識がない
呼び掛けへの返事がおかしい
体が熱い
けいれん
普段通りに歩けない
●症状に合わせた対処法
涼しい場所へ移動する。
服を緩め身体を楽にする。
身体を冷やす(首・わきの下・ 太もものつけ根を氷のう等で集中的に)
水分・塩分を補給する (スポーツドリンク・ 経口補水液などの飲み物が最適)
自分で水分を摂取できない場合や、症状が改善しない場合は医療機関を受診する
救急車を呼ぶ
救急車を待つ間
・涼しい場所へ移動する
・服を緩め身体を楽にする
・身体を冷やす
・無理に水は飲ませない