あなたのための健康メモ

大ケガする前に!知っておきたい「ケガ」

加齢とともに身体の動きが悪くなると、転倒や転落によるケガ、 運動中のケガが増えてきます。
場合によっては、寝たきりになってしまう大ケガに。 しかし、多くのケガは防ぐことができます。対策を考えていきましょう。

高齢者のケガの事情は?

高齢になるにつれて「転ぶ」 「落ちる」事故が多発し、救急搬送される割合が高くなっています。最も多いのは自宅内での事故で、居室や階段でその多くが発生しており、日常の生活の中に危険が潜んでいることがわかります。しかも、自宅で転倒した方の約6割が何らかのケガを負っています。

●65歳以上の 【事故発生場所】
自宅77.1%
その他22.9%

●自宅内での65歳以上の【事故発生場所】
居室45.0%
階段18.7%
台所、食堂17.0%
その他19.3%

【事故の原因】
転ぶ82.1%
落ちる10.9%
その他7.4%

 

【事故発生エリア

管理栄養士 渡辺

事故原因

その他22.9%

事故防止のポイントは?

危険を減らす

加齢に伴い筋力やバランス感覚が衰えていきます。また、転びそうになった時、とっさに手が出ないなど、 反射神経も衰えていきます。身体が変化していることを自覚し、事前に対策をしましょう。

●「転ぶ事故」 防ぐために

<自宅>

足に引っかかりやすいコード類はカーペットの下か壁に沿わせる。

和室の敷居部分の段差は、段差スロープを使う。

着替える時は、無理をせず腰をかけて行う。

立ち上がる時は近くのものにつかまる。

<屋外>

乗り物の乗り降りでは足元の段差に気を付ける。

エスカレーターでは手すりをつかむ。

荷物はなるべく手に持たず、両手があくようにリュックに入れる。

手すりを設置する。

●階段から 「落ちる事故」を防ぐために

滑り止めマットを敷く。

一段ずつ上り下りする。

足元灯をつける。

片方の手はあけておく。